事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

自分発信のディレクション

[caption id="attachment_3166" align="aligncenter" width="500"]ディレクション photo credit: Wonderlane via photopincc[/caption]

担当サービスは約3カ月に1度にアップデートを実施し、デザインやユーザーインタフェースの改善、機能の追加を行います。Webサービスはこのスピード感を持ってして改善を続けることで、ユーザーにずっと使ってもらえるサービスに育てていくことができます。

追加機能の数は多く、すべてを文章やコンテンツで伝えることは難しいです。そこで、実際の画面操作を中継しながら、直感的に価値を伝える手法が必要になります。その1つがUstreamです。本格的なUstream出演は初だったので、感想をまとめます。

メッセージを絞って伝える

今回はパーソナリティの1人として、番組の進行に携わりました。段取りを頭に入れたくらいで、ほぼ台本なしで本番に臨み、1時間強の中継を無事終えました。Ustreamの目的は、サービスをお使いいただいているユーザーの方に最新情報をいち早く届け、時には質問に答えながら、ユーザーの満足度を向上させることです。

いくら映像といえども、細部をくまなく伝えることは難しいので、今回の目的である「プロジェクト管理用のツールに進化した」という点を伝えることに絞って、進行をしました。

伝えることを決めておくと、話が発散した時でもすぐに話題に立ち返ることができます。これを決めずになんとなく新機能を伝えればいいや、というスタンスでは、番組のストーリーが見えにくくなり、わざわざ時間をとって視聴してくれている方を損させることになります。

常にユーザーに伝えるべきことは何か、を頭の片隅に置きながら話を進めていくことは必須です。

自分発信のディレクション

今回は自分が番組を進行していく、という考えを持ち続けました。「誰かに頼ればいいや」と気持ちが弱まった時点で、のびしろがなくなってしまいます。「自分発信のディレクション」は、今の仕事をする上で得られた大きな成長点です。

最近はセミナーも含め、しゃべる仕事が増えてきました。つまり「人に伝える、動かす」仕事の比重が増えてきたということ。マーケティングコミュニケーションの仕事をしていく上で、これらの経験が早い段階で積めるのは、願ったり叶ったりです。今回のUstreamは、仕事のレベルを深めていく上で、いい経験になりました。