事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

仕事を任せてもらえる喜び。1のアウトプットは5にも、10にもなるという気付き

いくら勉強しても、実践しなければ意味がない。逆に一度でも実践してしまえば、それを実現するために勉強しなければならない分野が明らかになり、もっと勉強しようという気持ちが燃えさかる。勉強のための勉強は効率が悪い、というか自分にとっては意味をなさない。

今、新しい仕事にチャレンジさせてもらっている。これまでにやったことのない分野の仕事だ。分からないことだらけだけど、とにかく調べて、実践して、改善を繰り返す。この仕事を始める前と今とでは、明らかに成長の度合いが異なる。

成長の秘訣は「完全に任せてもらえている」ということに尽きる。もちろんこれまでも多くの仕事を担当させてもらってきたのだが、誰かと一緒に手がけることが多かったり、レビュワーの助けがあったりした。これはこれでありがたいのだけど、一度は誰の助けも借りずに、自分の責任で1つの仕事を完璧にやり遂げてみたいと思っていた。その願いが、ようやく叶いつつある。 

「自分ひとりでやり遂げる」という環境は、ほかのメンバーの助けを頼りにしないという心構えを強く持たせてくれる。今の自分にとって、この環境は一番やりがいがあって、大きく成長できる機会だと思っている。想定を超えた結果をもたらしたいと思うし、任せてくれたリーダーに応えたいし、仕事の先にあるお客様の満足度を最大限に引き出したい。

自分はまだチームの中ではプレイヤーにすぎないのだけど、やがてチームを率いる立場になる日が来るはず。その時には、今回自分がしてもらったように、チームメンバーを信頼して仕事を任せてみようと思う。もちろん、陰でサポートはするのだろうけど、なるべくその人が当事者意識を持って主体的に仕事に取り組んでもらえるように、黒子役に徹しよう。それこそが、チーム力を強くする1つの方法なのだと思う。

最近、「リーダーやマネージャーってどんな仕事をしているんだろう?」とよく考える。プレイヤーの立場では、効率化などから自分の仕事をより良くしても、1のアウトプットを2や3くらいにしか増やすことはできない。けど、チームを率いる立場として仕事に取り組むと、1を5に、10に、100にできるようにしなければならない。いつまでもプレイヤー視点ではだめなのだ。

今まではプレイヤーの視点でしか仕事を考えなかったけど、完全に仕事を任せてもらえることで、新たな仕事の取り組み方が見えてきた。このチャンスを絶対の逃さず、結果を出したい。今年は一層成長できそうだ。

 

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任せてもらう技術

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