事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

「何もしない歓び」と振り返り

今日で夏休みはおしまい。8連休だったけど、特にどこに行くこともなく、毎日を過ごしました。イタリア的に言うと「何もしない歓び」でしょうか。予定に管理されるのは好まないし、何もしないことに甘美さを感じる気質なので、まあ良しとしましょう。 

休みとはいえ、仕事のことは常に頭の片隅にありました。でもそれは切迫感ではなくて、生活しながら仕事のことを自然と考えられるようになっているということ。

最近は、仕事と生活の境界線がいい意味で薄れている感覚を覚えます。「遊ぶように働く」ことができたなら、きっと仕事は楽しいし、それを求めている人は少なくない。もしかしたら自分もその境地に片足を踏み込めたのかも。 

その理由は、近い将来の目標が明確に見えてきたことが大きいのかもしれません。多分自分は「Web×マーケティング」の仕事に長く携わっていく。少なくとも、携わっていきたいという思いは不変なのだと自覚し、腹に落とし込めたことが要因でしょう。

将来像が見えてくれば、そのために何をやるべきかも明らかになってきます。それを業務レベル、タスクレベルにブレイクダウンし、1つずつ実践・習得していけばいい。

2011年の夏休みは、そんなことを毎日ちょこちょこと考え続けることができました。思考の整理は、目的地までの航海図を描くようなもので、その時間は普段なかなか取れなかったりします。何もしない時間は、航海の目的地を明らかにするのにちょうどいい時間です。 

気がつけばあと3カ月強で2011年もおしまい。きっと、また明日から怒涛の日々が訪れるのでしょう。気を抜いて目的地を見失わないように、毎日を過ごします。何もしない歓びにひたるのは、ちょっとおあずけかな。

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