事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

ウェブ担当者通信で再認識。Web担当者の仕事とキャッチコピーの作り方

Web担当者通信

ウェブ担当者通信が主催する「セミナー&ワークショップ「2012年度のサイト運用計画を立てよう」 4/19(木)」に行ってきた。ウェブ担当者通信とはその名の通り、Web担当者が集まる有料のメンバーズサイトで、講師陣から出題される課題を考えてアウトプットし、講師のアドバイスを受けられる講座だ。

「WEB担当者通信」ワークショップの参加目的

参加目的は、異なる業種のWeb担当者がどのような悩みや課題を持っているか、それに対してどう考え、実践しているかという道筋を知ること。自分はIT企業でソフトウェアのマーケティングを担当している。単一のプロダクトを担当し、どう新規ユーザーを増やすかを考え、実践する立場だ。

一方、Web担当者の仕事は業種や商材によって幾つか差異がある。

例えばB2Cで一般消費財を売るWeb担当者とは、毎日の仕事や施策実施までの考え方が異なると思っている。自分自身のマーケティングに対する考え方や施策を客観的に判断するためには、社外のWeb担当者と交流し、アイデアを交換しあうことが必要だと常々思っていた。

セミナーに参加した感想は、当初の参加目的が達成できたということ。特に複数のサービスを売り、利益を上げるミッションを背負っているWeb担当者の話を聞き、議論できたことはいい経験値になった。Web担当者がすべきことは本当に多岐にわたる。それらの仕事を極めて高いレベルで実現しながら、自分の専門分野を磨き続けていく必要がある。その覚悟がまた1つ芽生えた。

そして、Web担当者としての仕事が大好きだという当たり前の事実に気付く。サービスを届けるユーザーがいて、どうすれば喜んでもらえるか、どうすればもっとファンになってもらえるかを日々考え、実践することが単純に楽しい。そういった思いを持ったWeb担当者が自分以外にもいることを知り、奮い立たせられた。

キャッチコピーに、奇をてらった表現はいらない

セミナーで学んだことも記しておこう。1つはキャッチコピーの作り方。正解はなく、試行錯誤を繰り返しながらコピーを作っていく姿勢でいいということを理解できた。また広告代理店のコピーライターが作るような奇をてらったコピーだけがすべてではなく、競合他社との差別化できるポイントを理解し、そこを忠実に書けばいいということも分かった。

コピーを書くときはいつも苦戦するのだが、トライアルアンドエラーを繰り返しながらコピーを最適化していくことが成功の近道だということが理解できた。早速仕事で実践したいエッセンスだ。

セミナーを通じて異なる考え方に触れ、ワークショップを通じて考える時間を取り、自分で答えを出す。これを社外の人と実施できる機会はなかなかないものだ。そういった経験ができた点が有益だった。2回目のセミナーも開催予定とのことなので、次回セミナーの開催が早速待ち遠しい。