事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

さよなら、したり顔の分析者

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2011年10月29日(土)。

2011年も残すところ約2カ月。新しい会社に入ってから3カ月半、怒涛の日々が続き、仕事面ではできなかったことが少しずつできるようになり、毎日成長を実感しています。半面、1つのことに集中し出すと、ほかのことがおろそかになってしまう面は相変わらずで、2011年の目標に掲げている「継続と習慣化」への意識が薄まっています。部屋の掃除や断捨離など、毎日続けるはずのことができておらず、会社の机周りも乱雑になっている。これではいい思考とアウトプットを導き出せるわけがありません。

今一番習慣化したいのは、「悩む時間を減らして、考える時間を増やす」こと。自覚しているのですが、自分は考えることが苦手。考えるとは「これまで得た知識や経験値をいったん捨て去って、ゼロベースで考え、過去の叡智に頼らずに決定し、行動に落としこむ」という行為です。一時期「お、頭がガンガン働いているなあ」という自覚があったのですが、最近はそのインスピレーションをほとんど感じられておりません。これはよろしくない。自分が一番忌み嫌う「作業」をしていることの証左だから。

きちんと宣言します。11月の目標は「考える時間」を意識的に取ること。情報収集と作業の時間を減らし、判断とアウトプットを増やしていきます。PC画面に向き合っていると、情報収集や作業など「仕事をしているフリ」の時間が増えることは分かっているので、ディスプレイの電源を落とし、紙とノートを駆使して、自由に考え、アウトプットする時間を取ります。

今の仕事が1日10時間とした場合、考えている時間はおそらく1時間にも満たないはず。この時間を少しずつ拡張し、1日2時間は思考の時間に充てるようにしていきます。明日から、その点を強烈に意識して毎日を過ごします。もう、情報収集とか分析だけでしたり顔の発言をしてしまう自分とは、はっきりと決別します。