事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

プレゼンテーション上達ただ1つの近道は、実践あるのみ

クラウドEXPO プレゼンテーション

プレゼンテーションは、実践の場でスキルを向上していくことが一番の上達法ですね。本日は「クラウドコンピューティングEXPO」にて、ミニセミナーを2回担当させていただきました。今回はイベント会場の通路に面した場でミニセミナーを実施。通路を歩く人の足をいかに止めて、プレゼンテーションを聞いてもらうかが腕の見せ所です。

と勢いいさんでプレゼンに臨んだのですが、プレゼンが始まる1分前くらいから続々と聴講者が増え、30人くらいの方に対して話ができました。聞き手との距離も近く、皆様の顔を見て、反応を感じながらの発表となりました。前回のEXPOで3回プレゼンを経験していたこともあり、今回は台本なしでプレゼンができました。もちろん台本も用意していたのですが、話し出すと台本の存在は記憶の片隅に。「内容を伝える」ことに意識を置きながら、自然なプレゼンテーションが実現できました。

一方で、反省点も見えてきました。後半のプレゼンテーションではマイクが声を拾わないというトラブルに見まわれました。それまではハンズフリーのマイクを使っていたのですが、急遽手持ちのマイクに変更。身振り手振りをなるべく入れたほうが冷静さが保てる自分にとって、片手にマイクを持ち、もう片方の手にはプレゼンのチェンジャーを持つことで、少しいつもと違う窮屈な形での発表になってしまいました。いつもと違う環境だったせいか、口がうまく回らず、回りくどい説明になってしまったかなと。このあたり、どんな環境や状況でも焦らずにプレゼンテーションができるように、気持ちを強く持つことが必要と感じました。

また撮影していただいたプレゼンテーションを見ると、声が小さいこと、「~ですね」という言い回しの癖がついていること、体が常に動いており、見方によっては落ち着きがないように見えてしまうこと、といった課題が明らかになりました。自分では気付きもしなかった課題が、映像となった自分の過去のプレゼンから明らかになります。少ししゃべりすぎているきらいもありました。改善の余地が十分に残されていると感じます。

今回のイベントでは、プレゼンテーションを5回も実施させていただきました。これまでの仕事では人前で話をすることなどほぼなかったので、とてもいい経験ができたと思います。プレゼンを通じて、「このスライドや話の展開で本当に伝わるのか」を常に考え、細かなPDCAを回し続けることができました。別の機会でプレゼンを担当させていただくことになった時は、今回よりもっとうまくやれるという実感も得られました。やはり、現場での経験こそが、短期的なレベルアップにつながりますね。もっと貪欲にプレゼンテーションを極めていきたいものです。