事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

同期と過ごす年の瀬はいとおしい

 2012年の仕事を無事納めることができた。この1年は本当に過ぎ去るのが早くて、2012年の正月のことがまるで1カ月前のような感覚。振り返りをしっかりしながら、2013年も変わらず仕事と生活を続けていきたい。

仕事を収めた後は、2012年最後の忘年会へ。新卒で入った会社の同期と、オフィス移転前の会社に近い場所で飲んだ。働き始めて6年目、同期が一堂に会することはなかなかなくなってしまったけど、酒を酌み交わすとすぐに新入社員の時の空気が出る。諸般の事情で一人が来れなかったのは残念だったけど。

社会人生活が6年目にもなれば、仕事・生活環境のいずれも変化してくる。そんな変化について話しながらも、根本となる部分はみんな変わっていないのが、なんとなく心地いい。昔と今の話をおりまぜながら、飲んで、笑う。ああ、同期の存在って大切なもんだな、と実感したひとときだった。

終電前まで飲んで、最寄りの駅まで一人で歩いた。冬将軍が木枯らしを引き連れて、丸の内を練り歩く。ダウンジャケットと手袋とマスクがないと、寒さで動けなくなるなぁなどと考えながら、かつて会社があった場所を通り抜けた。

わずか数年前のことなんだけど、時間はどうしてこんなに早く過ぎ去るのか。でも、その時のことはまるで1カ月前のように思い出せる。確かに、前を向いて前進している自分がいることに気づく。年の瀬はいろんなことを思い出させてくれるから愛おしい。

「変わるもの」と「変わらないもの」。この2つがあるんだ、と同期と話しながら考えた。2013年は「変わらないもの」を大切にしたい。新しいことばかりに価値があるのではなく、普遍的なものに興味を注いでいきたい。極めて抽象的な考えだけど、2012年はそんなことを思いながら生活していたことも思い出した。

そういえば、忘年会の二次会で飲んだ場所は、新入社員の時にみんなで行った店だった。ボロくて、それでいていい味出してる店。有楽町の駅に近い一等地で、いまもなお営業が続いている。変わらないものは、わりと身近なところにあふれている。