事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

HHKB BTは、コードを書かずに文章を書く人にも最適。文章が書きたくて書きたくてたまらなくなります

Happy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列」を購入。文章を作る、編集する仕事をずっと続けてきて、歳を重ねるごとにキーボードへのこだわりが強くなってきた。これまでは1万円に満たない安物のキーボードを何本も買い、そのたびに「より良いキーボードはないか?」と暗中模索を繰り返してきた。

Realforceに出会ったのは2年前。Realforceの中でも一番安いモデルを購入し、それなりに使用感には満足していたが、最近になって「合わなさ」を感じるように。具体的には、キーを打ち込む際に重さを感じるとともに、ミスタップが増えるようになっていった。打鍵感もより軽く、最上のものを、という欲が出てきた。

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自然と次のキーボードの選択肢は、Realforceの上位機種かHHKBに絞られてきた。逡巡しているタイミングで出てきたのが、Bluetooth接続できるHHKBである。職場ではMicrosoft SurfaceMacBook Airを併用しているので、自然とBluetooth接続できるキーボードが欲しいと思っており、購入に至った。

そんな経緯で手に入れたHappy Hacking Keyboard BTの使用感をまとめておく。29700円と決して安くはない買い物だったが、価格以上の満足感を得ることができた。Amazonで購入したら次の日に届きましたよ。

打鍵がとにかく気持ちいい、五感を刺激してくれるキーボード

ずっと文章を作る仕事をしていて、1日に打つ文字の数はざっと1万を超えるのではないか。それを仕事の間は毎日繰り返しているので、キーボードにストレスを感じるようではいけない。

HHKB BTは打鍵に関するストレスを感じることが皆無だ。むしろ打鍵「したくなる」キーボードである。

まずは音。タイピングした時の「スコスコ」という音が個人的にはとても気持ちいい。文章を作っている実感が湧く。編集の仕事をしている時は、満足の行く文章を作れるようになると「エディターズハイ」のような感覚に陥る。「もっと読みやすい、もっと分かりやすい文章を作りたい」という思いが、タイピングとともに増してくる。

この気持ちを盛り立ててくれるのがタイピングの音なのである。ご察しの通り、完璧な自己満足以外の何物でもない。ただ、この非論理極まりない「ノレるかどうか」が、いい文章を作るための1要素になっているのは間違いなくて、HHKB BTはそれを満たしてくれたのだ。いきなり超主観的な感想でごめんなさい。ブログだからいいよね。

ミスタイプが少ないから、思考→アウトプットの流れを妨げない

一心不乱にタイピングをするタイプで、文字を打ち込む量も多い自分にとって、ミスタイプによってエディターズハイ状態が解除されるのは、致命的である。思考をそのまま文字にすることを理想としているため、ちょっとしたミスタイプで思考が中断されるのはたまったもんじゃない。

そんな感じだが、HHKB BTに変えてからタイプミスが明らかに減った。具体的には、しっかりと押し込んだキーの文字しかタイピングに反映されないおかげで、近くのキーを誤って押してしまうということが少なくなった。

これは、HHKBのキーボードの作りによるところが大きいのだろう。技術的・専門的な情報はほかのブログに解説をゆだねるとして、明らかに文章がスムーズに打てている。つまり、文章化に関するストレスを感じる瞬間が少なくなっている。もの書きにとって、タイピングの時間が最良のものになるだろう。

すなわち、もっともっと文章が書きたくなるという好循環になる

打鍵のストレスを感じなくなることは、すなわちもっと文章が書きたくなることと同義だ。事実、今自分は文章が書きたくて書きたくて(=タイピングがしたくて)たまらなくなっている。

数カ月塩漬けにしていたブログ執筆を再開したのは、単にゴールデンウィークで時間が余っているからという理由だけではない。明らかにHHKBを使いたくなっている。文章を打ちたくなっているのであり、エディターズハイに入ることを欲しているのだ。

物書きにとって気持ちよく文章を作れるかどうかは、文章の質を担保するといっても過言ではない。だからこそキーボードに投資する。HHKB BTの投資対効果は確実にあると感じる。まだ使い始めて数日ではあるが、この思いは揺るぎないだろう。

ワイヤレスに触れるのを忘れていた……

Bluetooth接続ができるという、HHKB BTの一番の魅力に触れるのを忘れていた。なにぶん初のHHKBなもので、どうしても打鍵そのものの感動の方を先に伝えたくて……。

ワイヤレスもストレスのないタイピングに一役買うと感じる。物理的なワイヤーがなくどこでキーボードを操作してもよいというのは、意外とうれしいメリットだ。あとは単純に、机の上はなるべくモノを置きたくない。ワイヤーがないだけで幾分机もきれいになるし、精神上良い。

使いにくいと感じているポイント

30分以上経つと自動で電源が切れる仕様になっている。PCがスリープモードから復帰しても、HHKBの電源はオンにならず、自分で再度電源を2秒長押ししてポチッとしなければならない。これが以外に手間……。

PCのスリープが復活すると同時にキーボードが復活してほしいし、いちいち電源をいれるのは面倒である。ここだけが唯一改善点として指摘したい部分である。

モノを買う時の基準はいつもいっしょ

自分がモノを買う時の基準は「ときめくか」「長く使い続けられるか」「使えば使うほど価値を感じ続けられるか」の3点。HHKB BTはこのすべてを満たしてくれた。キーボード1台3万円弱を「投資」と判断できたからこそ、購入に至った。

プログラミング用途のキーボードであることは認識しているが、文章を書く、日本語を打つ用途でも十分に使える。コードを書かない物書き専用のキーボードとしても満足できるレベルだ。いつの日かプログラミングが必要になった時も、HHKBがあれば問題なしとも思える。一挙両得感があるキーボードだ。

また数カ月、数年と使い続けてみた上で感想を書いてみたい。HHKBは10年打ち続けられる製品とも聞いたことがある。今後10年、仕事で最高のパートナーになってくれるか、この投資は間違いではなかったか。また時間を置いてじっくり感想を書いてみたいと思う。

Google音声入力ツールを使って文章を作り、HHKB BTでガリガリ編集する日常です

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HHKB BT仲間が増えてうれしい!

note.mu

いまさらだけどHappy Hacking Keyboardを手に入れた | テクニカルクリエイター.com

HHKB BTを購入する際に参考にした記事

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