シンプルに生きるための断捨離:捨てられないモノをその場で捨て去る思考術
- 作者: やましたひでこ,マガジンハウス
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2011/05/31
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年末年始のようにゆったりとした時間が取れると、部屋の断捨離のことを考えてしまう。2013年に「断捨離を完璧に習慣化できた」と思っていたが、いっとき時間が経つと断捨離の精神を忘れてしまう。何袋分かのゴミをまとめて捨てた時のあのすっきりとした気持ちを思い出し、毎日を快適に過ごしたい。目指すは、意識せずともモノを捨てられるようになることだ。
今回、断捨離に励んでみたものの、以前のようにゴミがわさっと出てくることはなかった。去年実施した断捨離のおかげで、モノを極力保有しない生活がベースになっているようだ。一安心といえばそうだが、家の中を見渡すとまだ全体が散らかっていて乱雑な印象を受ける。捨てきれていないことが原因なのは明らかだ。
そこで、断捨離の判断を鈍らせる「捨てられないモノ」は何かを改めて整理しておきたい。これは捨てるのに苦労したものという意識を持つことで、新たに同じものが欲しいと思った時の入手意欲をコントロールする。究極的な目標としているモノや雑念にとらわれない「シンプルな生き方」にもつながってくるはずだ。
雑誌類:手に入れた瞬間に価値が目減り
3年間の定期購読をしている日経ビジネスだが、昔ほど読まなくなった。書かれている内容がどうも企業経営などのレイヤーに近くて、今自分が一番キャッチアップしたい情報ではない。ただ面白い記事や特集もあるので「いつかは読むかも」と雑誌を置きっぱなしにしてしまう。
けど、数カ月を経ても読んでいない過去の雑誌が多いこと多いこと。「いつか読むかも」は自分にとって「二度と読まない」ことの同義なので、雑誌が届いた時に読まなかった号は1カ月以内に断捨離してしまう心持ちでいよう。
ちなみに、2013年に買った雑誌30冊ほどをブックオフに売りに行った。売価は10円〜50円。特にビジネス雑誌は10円の買い取りがほとんど。買った途端に情報の鮮度が落ちていく雑誌なだけに、無意味に購入するのだけはやめておこう。
プレゼント系:モノと一緒に送られる気持ちを大切にする
いただいたものはなかなか捨てる決心がつかない。プレゼントの気持ちが乗っかったものだし、それを無下に捨てたくないという気持ちが働くようだ。
しかし、そんな時はこう考える。プレゼントの類はそのものを贈った/贈られた時点でプレゼントの役割を果たしていると。モノを通じて物々だけでなく、気持ちを伝達している。そう、気持ちはしっかりと受け取ったので、それ以外のブツは早めに使うか捨てるかを選択しよう。
意外と捨てられずに残っていたのは、ハンドタオルとかお皿とか。いつか使うかもなんだけど、モノの保有量を明らかに超えているものは、すぐに捨ててしまえばいい。
分別の仕方がよくわからないもの
結構多い。捨てたいのに、捨て方が分からずに捨てられないもの。これが一番難儀。捨てるまでの調査と労力が掛かると思うと、いろいろ調べるのが面倒になってしまう。
ちなみに最近は敷布団を捨てた。大型ゴミで捨てる際に廃棄料金が必要だ。区に専用の申し込み(インターネット申し込み)をしてから廃棄処理シール(300円)を購入し、指定された日にゴミとして出さなければいけない。時間が無いときにこれをやるのは手間が掛かりすぎる。不必要なものは買わないでおこうという気持ちは強くなるばかりだ。
最後に
まだまだ家はいらないものであふれている。いらないものに囲まれた生活は、余分なぜい肉がついた生活に等しい。断捨離を通じて居住空間を徹底的に見直し、シンプルな生き方を極めていかなければ。
シンプルに生きるための断捨離記録
・整理・断捨離はシンプルに生き、シンプルを極めることにつながる